肩こりしらべ
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【肩こりとは】
「日本語大辞典(講談社)」には、こりとは「寄り集まり固まること、凝固すること」、肩こりとは「肩が重苦しく。こわばったような感じになる状態」とありますが、肩こりの医学上での明確な定義はありません。
おおかた
肩こりとは・・・
後頭部から首のうしろ、肩甲骨付近、肩関節あたりにかけての筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感、鈍い痛み等の症状
と理解されていることが多いです。
【肩こりの分類】
肩こりは、
① もともとの病気(基礎疾患)が見当たらないもの
② 何らかの身体的な病気が原因でおこるもの
③ 何らかの精神的な(心の)病気が原因でおこるもの
の3つに分類できます。
① もともとの病気(基礎疾患)が見当たらないもの
不良姿勢や運動不足による筋力の低下、不適切な運動、過労、寒冷、ストレス、加齢などが原因として挙げられます。
② 何らかの身体的な病気が原因でおこるもの
頸椎の病気や、肩関節の障害、肩や首に関連する筋肉の異常があることで、それにより肩こりが起こっている場合が挙げられます。
③ 何らかの精神的な(心の)病気などが原因でおこるもの
心身症やうつ病、パニック障害では肩こりを訴えることが少なくありません。
また、一般的も不安や緊張によって、筋肉が緊張することで、後頭部から肩にかけての症状を引き起こすことも多いです。
ストレスがあると、ドーパミンが過剰に放出され、通常は収縮する必要のない筋肉までが収縮してしまいます。
【参考文献】 肩こりの臨床 克誠堂出版