肥満解消のツボ!

こんにちは!保健師でマッサージ師の古小路です。


冬は寒いので、体温を保つために、通常は基礎代謝が夏よりも高くなります。
ところが今年の暖冬&新型肺炎の流行活動量低下↓で、
しっかり脂肪を蓄えたまま春をむかえてしまう!と

焦っている方も多いこととと思います。

そこで今日は、マッサージ師&保健師がおススメする肥満解消のツボ
紹介します!

最初に少し理論ですが、、、

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肥満は東洋医学的には、2つの原因が考えられます。(※1)

1つは「気虚」

「気」は身体のエネルギーで、その「気」が「虚」してしまう。
つまり足らなくなるということです。

「気」の作用は主に5個あります。(※2)
➀体中に活発に酸素や栄養分を運ぶ。
➁身体を温める。
➂必要なものを身体にとどめる。固める。
➃菌やウィルスなどの侵入を防ぐ。
➄代謝を盛んにする。

この「気」の作用が弱まると、代謝が進まず太ってしまう原因になります。

・冷え性
・疲れやすい
・風邪をひきやすい
・体温が低い
などのときは「気虚」と考えられると思います。


もう一つの原因は、「痰湿(たんしつ)」です。
「痰」は身体に不要な液体の一つですが、「湿」も身体の中に広がって停滞している薄い液体のことです。
気虚により身体の水分の代謝が低くなって、身体に余分な水分が停滞してしまっていることを、
「痰湿」や「痰飲(たんいん)」といいます。

・身体がおもだるい。
・むくみがある。
・舌が白い

のような場合は、「痰湿」が考えられます。

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「気虚」の場合
ツボ➀「気海(きかい)」
気の集まるところという意味のツボです。
場所は、おへその真ん中から、親指の幅1本半下にあります。

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ここを気を補充するイメージでゆっくり呼吸しながら20秒くらい押します。

ツボ➁「足三里(あしさんり)」
消化器系の症状のときによく使われるツボです。「気」は食べ物から得られるので、消化器がしっかり機能するように、「足三里」を押します。

 

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場所は、膝のお皿の下の、外側のくぼみから指4本分下です。


「痰湿」の場合
ツボ➂「豊隆(ほうりゅう)」
膝のお皿の下の、外側のくぼみと外くるぶしの真ん中にあるツボで、水分代謝を促すツボとして有名です。場所は足三里の写真参照


ツボ➃「復溜(ふくりゅう)」
水分の代謝を促し、気を補うツボです。
場所は、うちくるぶしの指3本分上の点のすこし後ろ(親指横幅半分アキレス腱側)です。

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ツボをマッサージして
しっかり「気」を補い、代謝を活発にして、
肥満を解消しましょう!

参考文献:
※1 ツボ単(NTS)
※2 東洋医学概論(医道の日本社)     
写真 ツボ単(NTS)